不眠症関連でよくある質問と回答①
Q 不眠症とはそもそもなんなのか。どういったものを不眠症と呼ぶのか。
不眠症になってしまう原因とは何があるのか。途中で起きてしまったり、昼頃まで寝てしまう・朝スッキリ起きれないというのは不眠症に当てはまるのか。
A まず、不眠症とは、「眠りに入るまで時間がかかり寝つきが悪い」「アラームよりも早く朝起きてしまう」「夜眠ってから朝起きるまでの間で何回か目が覚めて起きてしまう」「一度も起きずに朝を迎えれず寝た感じがしない」などがあり、昼間の活動時に眠気に襲われたり、集中ができず持続しない、疲れが取れきれず体調を崩してしまう状態のことを言います。若い世代の20~30代頃から始まり年を追うごとに人数は増加していきます。年齢を重ねれば重ねるほど一気に増加し女性に多くみられます。
不眠症関連でよくある質問と回答②
Q 睡眠不足と不眠症とは何の違いがあるのかわからない。また、睡眠不足と不眠症のそれぞれの特徴は何なのか。睡眠が足りないとこでどんな支障や困難な状態が身体に現れるのか。年齢によって睡眠の時間に違いはあるのか。
A まず睡眠不足とは就学や就労そして夜更かしなどによる就寝時間・起床時間の乱れから睡眠の習慣が乱れ・偏ってしまい人にとって必要な睡眠が確保されないでいる状態のことを言います。睡眠時間は個人差が年齢・年代によってあります。
次に不眠症とは身体・精神・神経系の病気等によって眠りたいのに眠れない状態となり、日中の就学や就労などの活動に影響が現れることを言います。就学・就労時に眠気に襲われ活動に支障が出る・困難な状態でなければ睡眠不足そして不眠症の恐れはないでしょう。
不眠症関連でよくある質問と回答③
Q 不眠の状態が続くと何があるのか。どんな危険が身体に及ぼされるのか悪影響が出てしまうのか、またどんなリスクがあるのか。ほかにはどんな病気になる危険があるのか。生活習慣病に関係があるのか・どんなふうに影響が現れるのか。
A 不眠状態や睡眠不足の状態が長く継続され慢性的なものとなってしまうと、うつ病等の精神疾患のみならず高血圧症・糖尿病等、生活習慣病を引き起こされるというリスクを高めることが多くの研究によりわかっています。その研究から、生活習慣病と睡眠時間との関係性はお互いにあり、影響を与えている状態にあります。ですので、睡眠時間の確保をし睡眠不足・不眠の改善を行うことであらゆる生活習慣病の予防などにおいてとても重要なこととなります。
不眠症関連でよくある質問と回答④
Q 「夜寝る時に少しの物音で驚いたり、起きたりする」「普段からイライラして怒りやすく、夜になると目が冴えてしまう」「つまらないことが気になってクヨクヨ、ビクビクして眠れない」などの症状は不眠症と関係があるのでしょうか?また、どうしたら改善するのか教えてください。
A はい、そういった症状は不眠症と関連していると思われます。不眠症の多くは生活リズムの乱れやストレス、睡眠に適さない環境などの原因がいくつか重なって起こります。原因がわかっているものはその原因を取り除き、原因がわかっていないものやその原因が取り除けないなどの場合は西洋医学では睡眠導入剤を使いますが東洋医学では精神症状の内容によって漢方などが適していると判断します。漢方は即効性はありませんが安全で依存しないのでオススメです。
不眠症関連でよくある質問と回答⑤
Q 1日の寝る為にお酒を飲んでから寝るのは身体にいいのか。睡眠薬を服用する頻度やタイミングはいつがいいのか。市販のものを含めた睡眠薬の種類・効果はどんなものがあるのか。また、睡眠薬を使わない方法はあるのか。
A お酒に含まれているアルコールには催眠の作用がありますが、あくまで一時的なものであり途中で目が覚めてしまうようになります。また、睡眠の質を下げてしまう面も持っている為眠りが浅くなってしまったり、寝る前の摂取する量が増加したり、それが進んでしまうとアルコール依存症となってしまう危険もあります。睡眠薬は睡眠直前でないと効果は出にくく薬を飲んだ後はすぐに寝ることが大事です。睡眠薬を使わない方法としては、睡眠の正しい知識を得て、睡眠習慣・生活習慣の改善をする事で症状改善を行っていきます。