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腕が肩よりも上にあげることができず力が入りにくい。 腕を肩の高さで水平に保つことがつらい。 ここ最近、朝起きるとズキズキと肩が痛くて動かせない。 背中のファスナーを上げようとすると肩が痛い。 洗濯物を干すことがしんどくなってきた。 など、このようなお悩みはありませんか?これらは筋肉の緊張から起こる肩こりとは違い、関節痛の一種に当てはまります。肩関節をスムーズに動かすことが難しくなり、腕を後ろに回せなくなったり、痛みが現れたりします。
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四十肩・五十肩に対する当院の考え
四十肩・五十肩は肩関節の炎症ですので肩まわりの筋肉や肩甲骨まわりの筋肉が硬いなどの問題は大きく影響していると考えます。ただ、肩関節のみではなく身体全体の姿勢、特に上半身の姿勢も影響していることが多いです。当院に通われている四十肩・五十肩の症状のあった患者様のほとんどが「猫背」と言われる背中が丸まった姿勢や「内包肩」と言われる方が前に出ている・前側に巻き込んでいる状態が見られました。四十肩・五十肩に特化した施術メニューをまずは行い肩・肩甲骨の状態を良くし、再び起きない・起こさない為に「猫背」「内包肩」の改善を行うことが大事となってきます。
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四十肩・五十肩を放っておくとどうなるのか
四十肩・五十肩は一般的にはある程度の期間が経つと自然に状態は回復すると言われています。確かに、期間が経つと激しい痛みは消えることが多くあります。ですが、痛みが出ている間や痛みが消えた後に「痛みが出ないように」するために肩を上げたりなど肩の動かす頻度を下げてしまうと筋肉が硬くなってしまいます。一気に動かすのではなく、少しずつ動かすことで肩の可動域は徐々に広げる事が可能です。動かさずに過ごしていると、筋肉はどんどん硬くなっていき、「髪をドライヤーで乾かせない」や「身体の後ろでエプロンの紐を結べない」など、日常生活動作(ADL)に支障が出てきてしまいます。
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四十肩・五十肩の改善方法
四十肩・五十肩を改善する方法として、一つは「運動療法」を行います。肩まわりの筋肉の緊張を取るために振り子運動などを行い、肩関節の可動域を徐々に広げること・痛みを緩和させることを行います。ほかに「温熱療法」や「寒冷療法」も行います。「温熱療法」では、患部周辺の筋肉を緩め、血液の流れを良くすることで痛みの緩和を促します。ただし、患部の痛みが激しい時や熱っぽさがあるときは炎症が起きているサインになりますので、「寒冷療法」を行います。保冷材や氷を袋に入れて患部に当てて冷やします。長時間冷やしすぎてしまうと凍傷を起こしてしまう恐れがあるため、30分程度を目安に冷やしましょう。
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四十肩・五十肩の改善に効果的な当院の施術メニューは?
痛みや熱っぽさがあるようであれば温熱療法ではなく、まずは寒冷療法と言われるアイシングを行います。その後、肩まわりの筋肉にアプローチをかけていきます。肩関節は「肩甲骨」と「上腕骨(腕の骨)」から成り立っています。この「肩甲骨」は全体が筋肉に覆われている為、肩甲骨に付着している筋肉をしっかりと緩めていくことをメインに行っていきます。四十肩・五十肩の改善に効果的な当院の施術メニューとして「肩甲骨はがし」というものがあります。この「肩甲骨はがし」を行うことで肩甲骨の可動域が少しずつ増え、それに伴い四十肩・五十肩の症状も徐々に改善されていきます。
その施術を受けるとどう楽になるのか
「肩甲骨はがし」を行うことで、肩甲骨周囲の筋肉を緩めることができます。周囲筋を緩めることで肩甲骨の可動域が向上します。肩甲骨が例えるなら「歯車」のように動くことで、手を後ろに回す動作や肩よりも上に腕を上げる動作がスムーズにできるようになります。肩甲骨が筋肉の硬さにより動きが制限されている中で無理に動かそうとすると痛みが現れてきますので、「肩甲骨はがし」を行うことでスムーズに動かすことができ、肩への負担・痛みを減らすことができます。
改善するために必要な施術頻度は?
痛みが日中常に現れている場合ですと、極端に言うなれば毎日来ていただきたいですが、それは難しいという方もいらっしゃると思います。なので2,3日に1回のペースで来ていただくことが理想となります。日にちが空いてしまうとその間も筋肉は徐々に硬く拘縮していきますので最低でも3日に1回ペースで施術を行いましょう。