悩みタイトル

背中に急に激痛が出てきた
深呼吸をしようとすると背中に痛みが現れる
刺されるような痛みが背中を走る
身体を動かしたときに痛みを感じた
背中の筋肉に突っ張るようなハリ感を感じる
背中だけにとどまらす、腰や首の方まで身体全体に痛みが広がってきている
最初に背中に痛みを感じてからも鈍い痛みが背中に残っている感じがある
などなど、このような症状や状態に当てはまる方がいらっしゃいましたら、ぎっくり背中の可能性があります。

ぎっくり背中に対する当院の考え

ぎっくり背中とは「ぎっくり腰」と同じようなものであり、いわゆる疾患ではありません。簡単に説明すると筋肉の炎症です。
場所で言うと、首の下の肩甲骨の間や、そこから腰の少し上の部分のあたりになります。ここでの関節・筋肉・筋膜に炎症が起き、痛みとしてあらわれている状態となります。似たようなものとして「肉離れ」があげられます。
これらが起きる原因として、「咳やくしゃみなどの急な動き」「重い荷物をもつ、何かを拾う際に前傾姿勢になる」「筋肉の柔軟性の低下や運動不足による筋力低下」「身体が冷えやすい」などが考えられます。

ぎっくり背中を放っておくとどうなるのか

ぎっくり背中になった場合、通常であれば3,4日程度で痛みが減少し、治まることが多いので無理に動くことなく安静にしている事をお勧めします。ですが、あまり長期にわたって安静に動かない状態を続けてしまうと、逆に筋肉・細胞の回復が遅れてしまう可能性があります。そして、炎症の起きた場所での筋肉の硬結ができてしまい再発の可能性も今後現れてくるかもしれません。
そうならない為には柔軟性を獲得すること・柔軟性を獲得しながら肩甲骨や背骨の可動域を向上させていくことが大事となってきます。ただ、無理にストレッチをしてしまうと逆効果となってしまうこともある為、無理のない範囲で行うことをお勧めします。

ぎっくり背中の軽減方法

ぎっくり背中を軽減させるために必要なこととして、まず必要なことは筋肉を緩めることです。痛めてしまった部分を中心にその周囲の筋肉へもマッサージを行ったり、筋肉を温めて血液の循環を良くすることが必要となります。もし、痛みが残っている際には、状況に応じて痛みの出ている幹部を冷やして炎症が広がることを抑える必要があります。
少しずつ筋肉の硬さが取れてきたら次の段階として、柔軟性の獲得を行っていきます。柔軟性を獲得するためにストレッチを行うことで、筋肉の硬さによる血管圧迫が緩和され血液循環が期待でき、筋肉細胞の回復・修復の促し、再発予防を行うことができます。

その施術を受けるとどう楽になるのか

鍼による施術を行った場合、筋肉に傷をつけ血液が集まり修復する作用を利用して、筋肉の硬さや痛みを取り除いていき、日常生活での負担を減らしていけるようになります。
ぎっくり背中になりやすい方の特徴として、肩甲骨周りの筋肉の硬さや肩甲骨の可動域の低下がみられます。当院の施術のメニューの肩甲骨はがしを行うことで、肩甲骨周りの筋肉の硬さを緩和することができると共に肩・肩甲骨の可動域を弘ることが可能となり、筋肉への負担を減らすことができます。

改善するために必要な施術頻度は?

1回の施術ですべての症状が取りきれるわけではありません。何回も繰り返し施術を行うことで症状が軽減されます。
最初のうちは症状も強く出ている為、なるべく毎日通って頂き施術を受けて頂くことが好ましいです。症状が落ち着いてきても、施術を行わない期間が空きすぎてしまうと症状が元に戻ってしまう可能性もありますので、1週間に2~3回のペースで通っていただくことが理想です。